タモリステーション『クマ被害』

タモリの熊特集の番組を見ました。
とてもよく取材されており、見てよかったと思いました。
熊の運動能力と習性、今年になってなぜ人里に降りてきたのかという理由、対策とその限界など、知るべきことが山盛りでした。

一番のポイントだと思ったのは、今年になって熊と人間の関係が別次元に移行したことです。
熊は人間を食糧と結びつけて考え始め、人間のいるところにはエサがあること、人間は体力的には敵ではないこと、場合によっては人間もエサになりうると認識し出していることなどです。
その結果として、今までのように人間がフリーハンドで大自然の中に出ていくことは危険な行為となり始めているが、それを人間の側はよく理解していないので、これからも熊害は続くだろうと結論されていました。

つまり、もう以前のようには山登りはできなくなったということです。

私はこの夏に南アルプスに行くつもりでしたが、何やら不安を感じて断念しました。
予定していたルート上に熊害危険地域が点在していたからです。
この決断は、大正解だったのかもしれません。

それどころではなく、家内の実家のすぐ近くにある八幡様で先日熊が出たらしく、またそこから数百メートルしか離れていない義母がお世話になっていた介護施設の裏手にも現れたと聞きます。
この辺は住宅地です。

温暖化と共に熊害も我々の生活を脅かし始めました。

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