最悪の登山

(昨日)
山口県から帰って以来、運動らしい運動をせず(できず)、体の調子がどんどん悪くなる一方なので、思い切って山登り(大山)をして来ようと考えました。
私のいつもの「ショック療法」です。
しかし、この体調では里山といえどまともには登れそうにないので、今回は女坂を登り、途中の大山寺からアップダウンのない下り一方の林道を使って途中まで歩き、後半だけ山道を歩いて鶴巻温泉まで行くプランを立てました。
駅に着いたら、一度入ってみたいと思っていた弘法の湯に浸かってくるつもりでした。

早起きはいつものように辛いものでしたが、無事に出発でき、バスも順調で幸先良いスタートを切れました。
長い独楽参道を登り、ケーブル駅の下から女坂を歩いて途中の大山寺に至り一服。
本堂ではなく、脇の壊れかけたようなあばらやの前で持参したアンパンと牛乳を食べ、さあこれから林道を降ろうと入り口に向かったら「この先崩壊のため通行止め」と表示されています。
ショック!

で、仕方なくケーブルの上駅までさらに登り、阿夫利神社から山道を下って鶴巻温泉に行くいつものコースにすることにしました。
「はふはふの体」で神社まで登り、力尽きてザックをおろして休憩し、さあ降ろうと思ったら持参したiPhoneが見当たりません。
影も形もない。
ショック!

あれにはキャッシュカードやクレジットカード、マイナカード、それに現金も入っており、スイカの電子マネーも相当額がチャージしてあります。
GPSの行動記録もあるし、何より電話が使えなくなるのが痛い。
冷静になって考えてみると、大山寺で休憩したときにはiPhoneを見たのだから、そこから阿夫利神社までのどこかで落としたに違いない。
胸の辺りに付けた小型のポケットに入れたはずだから、下にかがんだ時に落ちたのだろうと見当をつけ、引き返すことにしました。

降り始めると、下からは続々と登山者が上がってきます。
これだけ人が通っているのだから、落とした時のまま残されているわけはないと暗い気持ちになってきました。
すれ違う人の手にiPhoneが握られていないか、注視して歩きましたが、声を掛ける勇気は出ません。

かなり下った時、「ここは男坂」という看板が目に入りました。え?
大山寺へ行く分岐を見落として男坂を下っていたようなのです。
しかもかなりの距離を!

もう登り返す元気はなく、仕方なくケーブル下駅まで歩くことにしました。
歩きながら考えるに、胸のポケットから滑り落ちたとすると、視界の隅にその動きが見えるはずだし、音もするのだから気がつかないのはおかしい。ひょっとしたら、大山寺を出る時に、ザックを背負った拍子に落ちたに違いない。だから、見つかるとすれば大山寺のあばら屋のところだ!
下に降りたら、もう一度あそこまで登り返そう!

結論から言うと、ありました!

あのあばら屋の縁側に、しかも立てたまま置いてありました。
カードも現金も無事でした。
自分では胸ポケットに差し込んだつもりでしたから、どうしてこんな姿で残されていたのかは謎です。
これが高齢者の世界なんだろうか!?!?(笑)

しかし、もう体力も気力も使い果たした感じで、今更山登りなんて考えられません。体はボロボロでしたが、また延々歩いてバス停に戻り、バスで伊勢原に帰りました。
一体どれくらい上り下りしたのか、標高差を地図を読んでみると、ざっくり
a.独楽参道:100m
b.ケーブル下駅〜大山寺:100m
c.大山寺~阿夫利神社:190m
ですから、登りはa+b+c+b=100+100+190+100=490m、下りも同じです。

大したことはない・・・のに疲れました。
神経疲れもあったからなぁ…

伊勢原に戻ってから鶴巻温泉に移動し、本来なら弘法の湯の後にお会いする予定だった研究所時代の先輩(おじいちゃん、鶴巻温泉駅前在住)と会い、おしゃべりしてうさを晴らし家路につきました。
最悪の登山でしたが、終わりよければすべてよし、です。

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