最近の読書

かなり絞り込んで読んでいます。

1.世界の現状をできるだけ正確に理解するため

小泉悠『現代戦争論』

ウクライナ戦争の事実に基づいた脚色のない分析と展望は、この著者以上の適任者はいないと思い、読み始めました。緻密で論理的な思考とそれを支える冴えた文章力には脱帽です。ほぼ読了。

メアリー・トランプ『世界で最も危険な男』

トランプ米大統領の姪で精神医学者の著者が、幼少時からのトランプの異常ぶりを克明に分析し、遺伝的・環境的に重度の精神病質者(サイコパス)が米国大統領になることの破滅的なリスクを明らかにした本。現在のトランプのはちゃめちゃな言動は全てこの本によって予言されている。驚くべき内容であるとともに、現状を正しく理解するために必読と実感中。理解を補強するため、中野信子『サイコパス』も併せ読んでいる。

2.これから何が起き、どうすればよいか知るため

斎藤幸平『人新世の黙示録』

新マルクス主義者の著者が、ティッピングポイントを越え破滅に向かって暴走する現代世界はじきに「恒久的欠乏経済」に突入し、ファシズムを招来すると主張し、同感。これを乗り越えるために著者が提案するのが「暗黒社会主義」という計画経済だというから驚くとともに、その中身を知りたいと思い読み出した。
大変緻密な論文で、読みこなすのは大変だが、書かれている現状の指摘は実に鋭い。

3.世界が生き残るための究極的ビジョンはあるか

安宅和人『「風の谷」という希望』

「疎空間」という「都市に対するアンチテーゼ」を提案し、その実現方法についてグループで検討した結果をまとめたもの。驚くべき内容。
約1,000ページ、5,500円という高価な本だが、生きているうちに読み終わりたいと思って購入。



以上、まだまだ読書意欲は旺盛ですが、何しろ視力が落ちてよく見えず、体力も低下してきているので、段々時間との勝負の様相を呈してきました。

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