文武両道は難しい

今日は天気予報とは違い、冬の雨が時折そぼ降る寒い一日でした。
それでなくても出かけたくない天候でしたが、昨夜は夜中の3時半ごろに目覚めてしまい、しばらく咳き込んだりして寝付けず、結局今日のジムはお休みしました。
最近こういうことが本当に増えました。
途中覚醒した理由はよくわかりませんが、昨日は知的労働に打ち込んでいたので、そのせいで脳が興奮状態にあったのかもしれません。

脳と筋肉は似たような点があって、どちらも高齢になっても鍛えることができると言われています。それを信じて私は「文武両道」を目指しているつもりですが、最近の彼方立てれば此方立たず状態を見ているとなかなかそれは難しそうに思えてきました。
ここで言う文=知的活動、武=トレーニングですが、この両者は最近の自分にはこんな関係にあるように思えてなりません。




つまり、どちらの活動もそれなりに時間を必要とするので時間の取り合いになり、さらにトレーニング強度が強ければ疲労のために知的活動はしにくくなります。
このフィードバックにおいては、最初に文武どちらに重点を置くかで後の展開が真逆になります。

トレーニングから始めると、

 トレーニング→(疲れた)→知的活動減少→(時間が余る)→トレーニング増加

となりますし、知的活動から始めれば

 知的活動→(時間を占有)→トレーニング減少→(疲労減少)→知的活動増加

となります。
前者は筋肉バカへ一直線、後者は本の虫へ一直線です(笑)。

文武両道を目指すのに一番好都合なのは、お互いの影響がポジティブに働くことです(下図)。




これをプラスのフィードバックと言い、もしこの関係が成り立てば

 トレーニング→(体力アップ)→ガンガン知的活動→(気分転換しよう)→トレーニング増加

と好循環に入れ、文字通り文武両道になれます。米国のスポーツエリートには医者や弁護士の資格を持っている文武両道の人がよくいますよね。彼らはこんな好循環に入っていたのかもしれません。

・・・高齢者には無理かもなぁ(泣)。

カントは、規則正しい生活と散歩で思索を深めながら長寿を全うしました。
文武両道より文に寄ったあたりに高齢者向けの最適解があるのかもしれません。

締め切った室内で暖房をガンガン効かせながら、ボンヤリこんなことを考えていた一日でした。

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