自民総裁選の結果に思う

昨日今日と猛烈にだるい日々が続いています。
これ、夏バテ? それとも秋バテというのかな?
家内も同じで、後期高齢者同士仲良く討ち死にです(笑)。
ぬるめのお風呂にゆったりつかるのがいいそうです。

そんなわけで、日中はテレビの自民総裁選の中継を見てゆるゆる過ごしました。
結果は最後の最後で石破候補の大逆転勝利!
一回目は高市候補が(予想外の)トップだっただけに、こんなこともあるんだとびっくりしました。

ネット情報では、一回目の投票前に麻生氏が高市推しに動いたことが影響したとあります。これで一回目の高市候補トップとなった訳ですが、それまで担いでいた河野候補や上川候補はどんな気持ちだっただろうと他人事ながら心配になったほどです。
そうしたキングメーカー気取りの麻生氏に対する反感が、決選投票での議員票の石破シフトを招いたという指摘には同意です。
これで麻生氏は終わり、惨敗した進次郎を推していた菅氏も終わりました。老害が消えて、自民党のためにはよかったんじゃないでしょうか。

もう一つ、決選投票の前に行われた二人の演説に私は大きな差を感じました。
石破氏の一言一言搾り出すような国に対する想いに溢れたスピーチに対し、高市氏のそれは言葉がすべり関係者に対する感謝の気持ちの表明に終始していた感があり、聞いていてこれではまるで当選御礼のスピーチじゃないかと感じました。
苦節ン十年の石破氏の力量が垣間見えた瞬間だったと思います。

とはいえ、高市氏の政策にはよく考えられた政治的思索のもつ魅力があります。
彼女は有為の人材ですし、まだ次の機会がある人ですから、ここはぜひ協力して、政策立案に加わらせるなどの度量の大きさを見せてもらいたいと切に願います。

また、石破氏に対しては、巷間言われているような財政規律重視の緊縮財政/増税路線に舵を切らないことを切望します。これをやったら日本国は終わりですから。

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