体力論争
この夏の体験から体力がなくなりつつあることを憂いていますが、では一体体力とは何だろうかと改めて考えてみました。
これまで、本などの情報では、体力には下記の四種類があると言われています。
1.筋力:重いものを持てるなど。瞬発力ともいう。
2.筋持久力:筋肉を長時間働かせる能力。マラソンなど。
3.防衛体力:風邪などの病気になりにくい。
4.脳力:頭を酷使しても平気。
私は、これらに加えて日常生活を粘り強くこなせる能力も体力としてカウントすべきではないかと思ってきました。雨の日も風の日も休まずに毎日会社や学校に出かける皆勤賞タイプとか、次から次と生じる家事を片時も休まずこなし家の中を整える優良主婦タイプなどは、この種の能力が高い・・・という理解です。これを日常体力と呼べないか。
5.日常体力:日常生活を精力的にこなす能力。
しかし、この考えを家内に話したところ、反論されました。
それは結局のところ筋持久力の問題に帰着するというのです。
家事に必要とされる筋力は大したものではないが、常に何かしら体を動かし続けるので、筋持久力のない人はすぐに筋疲労を起こして休むことになる。あなたも、ちょっと働くとすぐ腰が痛いとか言って休むではないか。
うーん、確かに。
筋持久力というとすぐにマラソンなどを連想する私ですが、家事や農業などで同じ姿勢を長時間続けられるのも、部位こそ異なれ、筋持久力があってこそ可能なのだから、それはその通りです。
以前に読んだ疲れない体とか言う類の本にも、疲れるのは姿勢が悪く体の使い方が下手なためあちこち筋疲労を起こすのが真の原因だと言う意味のことが書かれていたことを思い出しました。
この説は一応筋が通っていますが、それでもどこかが違うという気がしてなりません。
そこでしつこく色々議論しているうちに、もし何か別のファクターXがあるとしたら、それは私の精神に関わる問題である、と言うことになってきました。
つまり、心が弱く自分に甘い未熟な私の精神性が原因して、ちょっと疲れると会社に行きたくないよーとか、ちょっと洗いものが多いと疲れたよーとか言って休もうとするが、実は筋持久力不足のせいで腰が痛かったり肩が凝ったりしているだけ。そもそも皆勤賞タイプや有能な主婦はそんなところで泣き言を言わないのだ・・・と言うわけです。
ふーむ、たしかに。
この夏のあなたは酷かった。疲れた疲れたと言ってゴロゴロしてばかり。あんなに自分を甘やかしていては、早くおじいさんになるのも当然ね。
・・・そこまで言うか(笑)。
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