「疲労感」を取り去る方法

この年齢になって日々の生活で一番気になるのが「疲労感」です。
昔なら平気で片付けていた家事などが、この疲労感が邪魔してなかなか取り掛かれなかったり、もっと残念なのは生きる楽しみの源泉たる食事が疲労を招く結果になったりすることです(食後とても眠くなる)。
そもそも、朝起きてからしばらく頭がどんよりして不快であり、物事がテキパキ片付けられない状態が続いています。
これ、何とかならないものかとずっと考え続けています。

最近、背中の痛みで停滞しているのを機会に、こうした疲労感を一時的に消し去る方法をいくつか試してみました。
その効果はいかに?

1.マイクロスリープ

ただ体を起こしているだけで体幹部の筋肉が疲れ、以前より頻繁にベッドに行って横になることが増えています。そうすると、必然的に眠気に襲われ、結局寝てしまいます。
これを避けるために、椅子に座ったまま短時間目を閉じることで疲労感を軽減するマイクロスリープが有効ではないかと思い、試してみました。時間は1分から長くて10分くらいですが、たしかに頭のモヤモヤがいくらか取れるようです。
ただし、かなり眠気が強い場合に有効で、それほどでない場合はあまり効果は大きくありませんでした。

2.栄養ドリンク

「ヒューマニエンス」で疲労を消し去るものではないが疲労感を隠す効果があると紹介されていたので、カーク3000という栄養ドリンクを飲んで様子を観察しました。
結論は、たしかに効き目あり、です。疲れはあるのですが、それがどこか遠いところでうずくまっていて、頭は覚醒していました。

3.軽い運動

肉体疲労を早く取り去るには、軽い運動が良いと言われていたので、どんよりした気分の時に戸外を散歩してみました。その結果、ごく短い距離(1km前後)なら気分がシャキッとし疲労感が消え去りましたが、欲を出してもう少し長く歩くと今度は帰宅して眠くなってしまいました。運動強度のさじ加減が大事と思います。

4.アリナミン

ビタミンB1が疲労軽減に効くとあったので、いつもは朝にしか摂取していないアリナミンを夜にも一錠追加したところ、心なしか朝の目覚めが良くなったような気がします。劇的な効果ではありませんが。

5.別人格になる

トランス・ジャパンの選手になったつもりで、日中の眠気に立ち向かってみました。彼らはほとんど睡眠を取らずにトレイルを走るので途中で強い眠気に襲われるのですが、ほんの一瞬目を閉じるだけでその苦境から抜け出すのです。その真似をしてみたのですが、瞬間的には気持ちを立て直せても、すぐに元に戻ってしまいうまくいきませんでした。

6.歯磨きする

これもトランス・ジャパンの選手たちに学んだテクニックで、彼らはこれで目が覚めるといいます。たしかに気持ちがスッキリし、それがしばらく続きました。歯のためにも良く、一石二鳥です。

7.メラトニン

睡眠の質を改善すれば日中の疲労感が軽くなるそうなので、メラトニンを連日服用してみました(いつもはどうしても眠らなくてはならない時しか服用しません)。その結果、❶深い眠りが得られた ❷明け方目が覚めて寝られなくなることがなくなった
などの効果がありました。
例えばこれなどです。



8.軟酥(なんそ)の法など

リラクゼーションの一方法で、これも直接疲労感を取り去るというより、良い睡眠を実現して結果的に疲労感のない朝を迎える方法です。また、素早く眠りに入る方法としても有効とされています。
方法は、あぐらをかくか横たわって、頭のてっぺんに軟酥というチーズのようなものが載っているところを想像し、それが体の熱で溶けて次第に体の中を下に向かって流れていくのをイメージします。その時、体内の毒素を溶かして一緒に流してくれると想像するのです。慣れてくると、これがとても気持ち良く感じられるようになり、手足の先などポカポカしてくることもあります。
これは一種のリラクセーションで、やっていうちに眠くなってきて、そのまま寝入れば深い眠りに入ることができます。
よく似た方法に、米軍が緊張を強いられるパイロットのために開発した睡眠誘導エクササイズがあります。これはまず頭部をリラックスさせることから始め、おでこ→眉間→こめかみ→目の周り→頬→口の周り→あごの順に顔の筋肉をリリースします(ゆるめる)。頭部が終わったら肩→腕→足と進み、最後に何も考えない時間を10秒作ります。この方法で、ほとんどのパイロットが120秒以内に眠れるようになったというから驚きです。
私の場合も、たしかに10分くらいで意識が飛ぶようになりました(途中で猫が邪魔をしなければ(笑))。

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