日本沈没
今日から四日間、家内が山口県の実家の手入れ(雑草とりなど)で帰省するので、私は猫と一緒に留守番です。
いつものことで慣れていますが、それでも今朝は五時過ぎに起きたのでリズムが狂ってしまい、一日中頭がボンヤリしていました(もちろん間で昼寝しましたが)。
ところが夜の八時ごろ、家内から泣き声で電話があり、ホテルに行く足がないと言われました(実家はすでに空き家になっていて、泊まれる状態ではないのです)。
事情を聞くと、これまであった夜7時台の終バスが廃止となっていて、さらにタクシー会社に電話したら営業終了と言われ、ホテルに相談したら別のタクシー会社を紹介してもらったものの、地名を言ったら「そんな所知らん」とけんもほろろだったそうです。
過疎化の波がそれほど過疎ではないこんな所にも急速に及んでいるようです。
過疎化というより、新自由主義と行き過ぎた民営化による公共性の崩壊というべきでしょうか。
結局、義母の入っている施設の職員さんにホテルまで送っていただいて解決しましたが、色々考え込んでしまいました。日本沈没です。
首都圏に住んでいるとわからないですね。
コメント
過疎地のニュースを見ることはあっても肌感覚はなかったのですが、暮らし難くなっている事が想像出来ました。
過疎地というには程遠い家内の実家近辺(住宅地)が、バスもタクシーも利用しにくい交通の難所になっていたというのにはびっくりです。
以前から、登山に行くのに昔あった路線バスが廃止されていて計画が立てられないことがよくありましたが、採算が取れないとすぐ廃止したり間引いたりしているのでは「公共性事業」とは言えないと思います。
一方で、高齢者は運転免許を返納しろとやかましいですが、では一体どうやって生きていけというのでしょうか。