新聞が消え始めた
毎日新聞が、富山地方に於いてですが、紙の新聞の配達をやめることにしたそうです。地域への配送自体を止めるので、コンビニで買うこともできなくなります。
また、東京新聞ももうすぐ夕刊を廃止するそうです。
郵便受けに新聞が突っ込まれる時代はもうじき終わるのかもしれません。
その結果、何が起こるか。
新聞社が消えれば、オリジナルなニュースが消えてしまいます。
ニュースはネットから知れば良い、と考えるでしょうが、ネット上のニュースは大半が新聞やテレビから流れているのです。
Xやfacebookやその他たくさんのSNSから直接情報をゲットすれば良い、と軽く考えている人は、SNS上に野放しにされている程度の低い偏見に満ちた情報にさらされ、社会の分断がますます進むでしょう。
加えて生成AIが記事を書く時代に入りつつありますが、生成AIはネットから情報を得てくるので、ネットがこんな有様だと大変なことになる・・・と素人の私は心配しています。
新聞社がおかしくなれば、ニュースに命をかけるプロも消えてしまいそうな気がします。それで安定した社会が維持できるでしょうか。
紙の新聞が消えても、デジタルメディアとして生き残ると言う人も多いでしょう。
それはそうかも知れませんが、スマホを駆使する若い人はデジタルメディアに抵抗はないでしょうが、高齢の私は嫌です。
理由1:目が見えにくくなってきているので、ブルーレイを放射するデジタルメディアはなるべく見たくない。
理由2:新聞の紙面はどの記事をどの位置に配置するか、活字の大きさはどうするかなど、その時点の社会の全体をなるべく偏りなく伝えたいという編集者の配慮と見識に助けられて、バランスの良いものになっているので(好き嫌いは別として)理解が捗るが、デジタルメディアはそこがかなり弱い。
理由3:新聞紙そのものが欲しい。色々便利ですから。
これと関連しますが、私は最近昔ながらの本や新聞に回帰しています。
出版社や新聞社のスクリーニングを経た品質の安定した情報に安心感という付加価値を感じるからです。
素人が自分の力でSNS上を流れる情報の真偽を判断することは、実際問題として難しいと思うのです。
昔は良かった、と思うことが増えています。
世界が日々に良くなると信じられた時代はもう終わったような気がします。
コメント
毎朝まっさらな新聞を開くのは小さな喜びです。
大きな紙面の活字から大体のニュースが掴め、家庭欄人生欄死亡欄など
情報満載です。
SNSができない老人をはやくボケさせたいのかと言いたいです。
金払わなくてもスマホで十分情報は手に入る、なんてバカが増えていますが、悪貨は良貨を駆逐すると言いますから先行きが本当に心配です。