マスクと潜水の効用

親知らず抜歯騒動で十日ほど休んでいたジムに久しぶりに行ってきました。
もうすっかり以前のような混み具合で、違っているのは全員マスクをしていることくらいです。
私も(仕方なく)マスク着用でトレーニングしてきましたが、息苦しくていやでした。

終わって体重を測ったら、約1キロ増えていました。
覚悟はしていましたが、ちょっとがっくりきました。
体重ってなかなか減らないのに、増える時はあっという間です。

しかし、全身の筋肉が程よく張った感じがして、やっぱりジムに来て頑張った甲斐があったなあと思いました。

ところでマスクですが、『アインシュタイン・ファクター』という人間の知的能力の向上について記した本に、マスクは知的能力を高めると書かれていました。

その箇所には、なんと驚くことに、例の発明の天才こと中松義郎さんが取り上げられていて、彼の「潜水思考」テクニックが紹介されているのです。

プールに飛び込み、できるだけ長く水の中に潜ってブレーンストームするそうです。彼は水の中を泳ぎながら、このためにわざわざ開発した特別なプレキシガラスにアイデアを書きなぐります。そしてもう限界というところまで来ると、海面から顔を出すのです。

この潜水思考の効果は、息を止めていると血液中の二酸化炭素濃度が高まり、私たちの体はそれを「酸素の在庫が減ってきた」と解釈して、けい動脈が大きく開きより多くの血液を脳に運ぶことにあるのだそうです。
脳により多くの酸素が送り込まれると、それまで酸素不足で活動していなかった部分が活性化されるほか、脳細胞の死んでいく速度を遅らせることができるとのことです。
脳に障害を起こす毒素や不用物を洗い流す効果もあります。


人類の祖先は水中で暮らしていた時期があり、そのため毛皮が消え、皮脂腺ができ皮下脂肪がつき、他の陸上哺乳類と違って自分の呼吸を意識的に管理でき、水面から顔を出すために直立歩行するようになった、という説があります。そして、潜水していたから頭が良くなったという可能性が浮上してきました!

特に注目されるのは、けい動脈は過剰反応する傾向があるということで、そのためほんの少しでも二酸化炭素濃度が上昇すれば、必要以上に血液を取り込もうとするのだそうです。
だから、潜水のような激しい運動でなくても、ただマスクをするだけでけい動脈は全開し、脳に酸素と栄養がどっと流れ込むわけです。
コロナで常時マスクをする生活習慣が定着しましたが、そのおかげで頭が良くなるというのであればちょっと嬉しいですね。
(マスキングの危険性についても注意されていましたので、むやみに極端な息苦しさを追求しないほうがよさそうです。)

今日は、いつもより意識して潜水を楽しんできました。
気のせいか、IQが少し上がったような気がします(笑)。

夕食は牛肉と玉ねぎとピーマンの炒め物、レタスとトマトの卵とじ、なすの味噌汁。
その前に一杯のノンアルをいただきましたが、この時だけは夏に感謝です。

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