ベニシアさん

昨年から介護施設に入られているのだそうですね。
知りませんでした。
PCA(後部皮質萎縮症)という名の一種の認知症(アルツハイマー病の変種)で、特に目が見えにくくなるのだそうです。
あれほどガーデニングに熱心だったのに、もうその愛しい花々が見えないとは残酷すぎます。
ご本人も相当落ち込んでいるとのこと。

人工物を排し、お茶も洗剤も自分が育てたハーブから手作りするナチュラルな暮らしをされていたにもかかわらず、それほど高齢とは言えない70歳くらいで発病されたのは何故でしょう。
視覚の問題が発覚してからは、ジムで運動されたりしていたようですが、以前は庭いじり主体で、運動と言っても時々軽く散歩するくらいだったようですから、その辺も影響しているかもしれません。
しかし、もちろんそれだけではないでしょう。
彼女の暮らしが有名になり、全国放送されるようになって「頑張りすぎた」と述懐していたそうですから、そういう精神的なプレッシャーが強いストレスになった可能性も否定できません。
難しいものです。

ところで、再びパーキンソン病の話に戻りますが、知人の場合、最初に歩き方がおかしくなった時、医者は関節リウマチだと診断したそうです。
そして、まず体重を減らし関節の負担を軽くすべしと言われたとか。
その後しばらくしてパーキンソン病であることがわかったのですが、いやしくもリウマチと診断するからには血液検査の所見がリウマチ状態(リウマトイド因子、CRPなどが陽性)だったはずです。
と言うことは、やはりパーキンソン病も自己免疫疾患の一種だと言うことでしょうか。

ヴィム・ホフの本に続いて最近読んでいるのは『サバイバルボディー』(白水社)という本です。
この著者(ジャーナリスト)もミイラ取りがミイラになった口で、ヴィム・ホフと一緒に上半身裸の短パン一枚で氷河の山キリマンジャロに登頂したりしていますが、ホフの言葉としてこんなことを記していたのが印象的でした。

オオカミがウサギを追いかけ、ウサギは死ぬ。でも、あらゆるものはいずれ死ぬ。ただし、人間の場合はオオカミに食べられるわけじゃない。捕食動物がいない代わりに、癌や糖尿病や自分自身の免疫システムに食われる。オオカミから逃げる必要がないから、体が自分で自分を食うんだ。

戦うべき相手がいなければ、体は自分自身と戦ってしまう。だから、寒冷刺激という人為的な「敵」を作ってやることで現代人は健康を取り戻すのだ。
・・・これが彼の思想の中核部分だと思いました。
ワクチンに通ずる発想です。

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