マヌル猫/つげ義晴さん/陛下のお言葉
昨日の猫の日、BSを付けたらたまたま「ワイルドライフ」でマヌル猫をやっていました。
モンゴルの草原に生息する小型(体長数十センチ)の猫で、「世界最古」の猫だとか(どう言う意味?)。
日本では那須の動物園にいるそうで、猫の散歩中によく会う秋田犬を連れたおばちゃんがわざわざ見に行ったと自慢されていたので初めて知りました。
野生の鋭さと子猫の可愛らしさの対比が強烈に印象的で、ハタネズミを狩るシーンが素晴らしく面白かったです。
生後三ヶ月ほどで乳離れするそうですが、天敵のワシから身を守れる岩がある地帯から自ら進んで離れ、危険な草原に去っていく母親の姿に涙しました。
良い場所を子供たちに譲ったのです。
愛情の原点を見た思いです。
いつまでもお元気で!
話変わりますが、漫画家のつげ義晴さんが芸術院会員になられるそうです。
そういう官位とか名誉とかと一番距離のある人だと思っていたので、びっくりしました。
新しく漫画部門が出来、ちばてつやさんと一緒に推挙されたのだそうです。
誰か知らないが、粋な計らいをするものだと感心しました。
と言うのは、つげさんはもうかなり以前に筆を折り、今は公団住宅か何かに統合失調症でずっと引きこもりの息子さんと年金暮らしをされていると聞いていたので、新たに終身年金が250万円入ることで生活が少し楽になるのではないかと思ったからです。
この作家は孤高の芸術家で、私はその作品のほとんどを持っていますが、全く恐ろしくなるほどの鋭さと優しさを備えており、私の中では大事にしてあげたい人ナンバーワンです。
いつまでもお元気で!
ところで今日は天皇誕生日。
陛下のお言葉を新聞で読みました。
この難しい局面で、言いたいこと、言うべきことを穏やかかつ明確に述べられていて、本当に聡明な方だと思いました。
私の気づいた点:
- 小室-真子事件について「心苦しく思う」と(皇室として初めて)国民に謝罪した
- それに関連し、『納采の儀』(結納)は秋篠宮家の判断で、(陛下が別れのあいさつを受ける)『朝見の儀』は私の判断で執り行わないこととなったと述べられた(要するに結婚を認めていない)
- 悠仁の「合格」について「おめでとう」とは言わず、ただ高校生活を有意義なものにせよとだけ述べられた
良い意味で隙のないご発言だったと思います。
また、壬申の乱や中世の南北朝の内乱を取り上げ、皇位継承問題に絡む歴代の天皇の姿勢について言及され、
- 常に国の平和と国民の安寧を祈る気持ち
- 天皇として徳を積み、道義や礼儀を含めた学問を研鑽すること
が大切だと述べられていました。
言うまでもなく、壬申の乱や南北朝の内乱は天皇の地位を巡る兄弟の争いが原因であり、国民のことを疎かにし徳や礼儀にかける弟宮とその一家を厳しく諭したものと思われます。
(悠仁の盗作疑惑は海外で大きく取り上げられました。一番やってはいけないことをしましたね。)
さらに、小室-真子事件のネット上でのバッシングを批判して何らかの規制をすべきだと述べた秋篠宮に対し、人々が自分の意見や考えを自由に表現できる権利は、憲法が保障する基本的人権として誰もが尊重すべきである、と一線を引いた上で、一般論と断った上で、他者を傷つけることもあるので異なる考えを持つ人々にも配慮し尊重し合える寛容な社会を築いて行こうと、堂々と正論を述べられました。
見事です。
最後に、雅子と愛子と三人での団欒は笑いが絶えない楽しいものだとおっしゃったことに安堵するとともに、本当に国民に愛される天皇におなりになったことに深く感動しました。
いつまでもお元気で!
コメント
この写真凄くイイですね!
陛下のお言葉はしみじみ心に沁みました。
秋篠宮家の問題点を巧みなお言葉で表現され、皇統を案ずるお気持ちは
いかばかりかと察しました。
雅子様が良き相談相手になられ愛子様の品格のあるご成長にご一家の
安泰が救いです。