ヒューマニエンス「“疲労” 捉えにくい生体アラーム」

先日録画しておいたものです。
口に出さないようにしようと思いながら、つい「疲れた」と言ってしまう疲労ですが、歳をとってますます猛威を奮っています。
何かのヒントが得られないか期待しながら観ました。

わかったこと:
  1. 疲労は痛みや発熱と同じ異常を知らせる生体アラームである
  2. 運動による疲労も神経疲労も実体は同じである
  3. 「疲労」は使いすぎると細胞の一部(=eIF2αというタンパク質合成因子)がリン酸と結合し、体に必要なタンパク質を合成できなくなることである
  4. これを放置すれば細胞死を招く。つまり疲労は細胞死のカウントダウン状態である
  5. そのような細胞は「炎症性サイトカイン」を放出し、それが脳に届くと「疲労感」を感じる
  6. 興奮している(欲にまみれている)脳は「疲労感」をマスキングする(隠す)ことがあり、過労死の原因となる
  7. 栄養ドリンクは疲労感を隠すが疲労を減らすものではなく、実際は体に疲れは残っているので後できちんと休息を取らねばならない
  8. 「疲労」はよく寝ることで消える
  9. 疲れているかどうかは、朝起きた時のリフレッシュ感でわかる
  10. 「疲労」の解消は結合していたリン酸を切り離すことで実現し、タンパク質の合成が再開する。これがリフレッシュの状態である
  11. リン酸を切り離す酵素は軽い運動で増えるので、運動系の疲労は消えやすい
  12. 神経疲労はこの酵素が出ないので消えにくい
  13. ビタミンB1は酵素の生産を増やし疲労を軽減する作用がある


番組では、さらにヘルペスウイルスが疲労のバロメーターになっているなどの興味深い話も出てきて楽しめました。

さて、私の体験と照らし合わせて考えると、朝起きた時のリフレッシュ感で疲労の抜け具合がわかるというのは納得です。『理系のからだ改造記』にも書きましたが、朝の状態でその日一日を元気に過ごせるかどうかが決まるという実感は、当たっていた訳です。

また、疲労は寝なくては取れないということも体験的に知っていたことですが、何かうまい抜け道はないかと思っていたので、ため息が出ました。
寝るしかないんだ・・・。

ただ、ビタミンB1が効くという話は、先日の高尾山でのアリナミン事件を思うと大変印象的でした。やっぱりあれは歳ではなくアリナミンの飲み忘れで失速したに違いない、と私は思いたいです(笑)。


今日は疲労が抜けないまま、ジムに行って汗を流してきました(先に番組を観てたら寝てたな・・・(笑))。
お腹周りがスッキリした印象があり、これは相当体重が落ちたなと期待していたのですが、いざ体重計に乗ってみたらウッソー、1キロも増えていました!
昨日の夕食で猛烈にお腹が減ってご飯を3杯もお代わりしたから、仕方ないと言えば仕方ないのですが(笑)。

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