一年を振り返る
今年は大きな節目の年でした。
「2024ショック」です。
この二、三年、体力の衰えが顕著でしたが、気合を入れて頑張れば元に戻るはずだという根拠のない自信があり、元気のないのは特別暑い夏のせいだ、などと楽観視してきました。
ところが三月に入って突然「腰椎すべり症」というそれまで耳にしたことのない怪我に見舞われ、しかもそれがもう治らない不治の病であることを知って大きなショックを受けました。
私が続けてきた「からだ改造」は、この時点で不可能となったからです。
ジムも辞めざるを得ませんでした。
それまでの体力の衰えは、言うならば登山道の傾斜がどんどん急になってきたようなもの。しかしこのすべり症は、道を踏み外して崖の下に転落したようなもので、登山道に戻るのはどう見ても不可能に見えます。
不謹慎なたとえでまことに申し訳ありませんが、健常者が脚をなくしたり失明したりした時のショックに少し似ているかもしれません。
私のお先は真っ暗でした。
もちろん復帰に向けて養生に務め、調子が良くなってきたところでストレッチや軽いジョギング・ウォーキングなども始めました。
しかし、状態は芳しくなく、一進一退というところです。
いやむしろ、一時よりも悪化した感すらあり、今は痛みを堪えて体を動かしている有様です。特に朝起きた時の腰回りの痛いことと言ったら、半端ではありません。
正直、発症直後より絶望感は深まったかもしれません。
このように発症直後は深刻なショック、続いて何が起きたのか、これから自分はどうなるのか混乱が続き、最近になってようやく覚悟らしきものが芽生えてきたように思います。
覚悟すなわち一種の諦観ですが、しかし、ただ諦めてもう自分はダメだと投げやりになるのではなく、起きたことを前提にして物事を考える姿勢が出来つつあるという意味です。具体的には
- 痛みはデフォルト:痛いから○○出来ないというふうに考えず、痛いのは生きていく上での大前提であり、ある意味それを無視して先に進む姿勢が必要という認識。具体的には、例えば朝起きた時のどうしようもない痛みは、腹筋に力を込めて姿勢良く立ち上がり(こうすると痛みが薄れる)、何事もない風を装って行動することで痛みを無視する、など。
- リズムが全て:考えたら負ける。毎日を同じリズムで刻むと、考えずにできるようになる。起きたら歯を磨くように、嫌だとか辛いとか考える前に、それをやらないと気持ち悪いと感じるまでになりたい。
- 頑張れなくなったら踏ん張る:TJAR選手の言葉。頑張れなくなったら、そこから踏ん張ってやるんだ!
今日はこんな覚悟のもと、三キロほど外を走ってきましたし、掃除機もかけました。
夜になって腰の痛みはひどくなってきましたが、そんなのデフォルトだから平気!
皆さま、良いお年を!
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