鎌田實の5つの極意

『鎌田式「90歳の壁」を元気に乗り越える5つの極意』という本を読みました。
鎌田實については、同僚の某ドクターがあまり良くない評価をしていたので、これまでスルーしてきましたが、これはよくまとまっている良い本でした。

彼が薦める5つの極意とはこんなものです。
  1. 筋活・骨活:筋肉と骨を鍛える。タンパク質を十分摂り、一人でできる筋トレ(全部で15種類)を欠かさない。
  2. 腸活:起床後のいっぱいの水で排便を促し、ストレッチとウォーキングなどの運動で腸の動きを良くし、プロバイオティクス(乳酸菌などの生きた善玉菌)とプレバイオティクス(食物繊維と発酵食品)を食べて腸内フローラを良くする
  3. 脳活:人間関係のストレスを遠ざけ、歯周病やメタボ、タバコを避けるとともに、野菜と卵をたくさん食べ、筋トレでうつを予防し、「幅広歩行」と「ピッチ歩行」で認知症を防ぐ。鎌田式「コグニサイズ」を紹介
  4. 脈活:出汁を効かせた減塩食と野菜とタンパク質と運動・ストレッチで血管の若返りを図り、高血圧を改善する。シナモンジンジャー紅茶を推薦
  5. 眠活:朝日を浴び、朝食をとって体内時計をリセットしないと、少しずつ夜型になっていく。プラス、朝のウォーキングでセロトニンを出してうつを予防し、読書やエッセイ執筆などの「朝活」で脳を活性化する

内容的には極めて常識的ですが、このように5つの極意としてまとめることで、毎日の生活習慣が簡単な形で整理できるのが良いと思いました。
また、紹介されている筋トレやストレッチも、全て試してみましたが簡単で効果的なものが多く、取り入れやすいと感じました。
手元に置いておき、時々取り出しては読むという使い方がおすすめの良書です。

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