精神神経疾患と免疫

疲れが取り切れていない感じでしたが、気力をふるってジムに行ってきました。
今週はこれで3回目です。

あれ以来、コールドトレーニングは欠かしたことはありません。
  1. 毎朝の洗顔時、息を止めて冷水に顔を浸け、痛いような感じを我慢しながら目を開けて水中で「目の体操」をします。
  2. 着替える時、パンツ一枚でベランダに出て冷気に体をさらします。
  3. お風呂から出る時、ジムでは冷水浴(18-19℃)を180秒、自宅では冷水シャワーを同じくらい浴びてから出ます。
ただし、それ以外の時は普通に暖かくしています。

今までやっていたこととを、少し時間を長くしてやっているだけですが、何かが変わってきたような気がします。
冷刺激が体に強いストレスを与えているらしく、終わると体が軽くなった印象とともに、不思議なだるさを感じます。筋肉痛とは違いますが、何か激しい運動をした後に残る倦怠感のようなものがあります。
ただ、気をつけないと風邪をひきそうになるといった種類の危険なだるさではありません。
初めての感覚です。

これをやると病気にならないとされていますが、もともと病気になりにくい体質をからだ改造で手に入れているので、目立った効果はまだありません。
気持ちが良いので、このまま無理のない範囲で続けたいと思います。
そのうち血液検査をして、変化があったかどうか調べてみたいと思っています。

なぜ私がコールドトレーニングにこれほど関心があるか。
それは私の中にパーキンソン病の遺伝子があるかもしれず、コールドトレーニングがその発現を抑止する可能性があるためです。

最近知ったことですが、パーキンソン病が自己免疫疾患である可能性が見つかっているそうです。
そればかりか、うつ病や自閉症、統合失調症などの精神疾患は自己免疫と深い関連があるようなのです。
私の妄想を述べてみます。

いわゆる自己免疫疾患は、石器時代と同じ遺伝子を持つ我々のライフスタイルが急激に変化し、本来人間にとって脅威となる寒さや不潔な環境が取り除かれてしまったので、力を持て余した免疫システムが自分自身に牙をむくようになりました。
これがリウマチやギランバレー、多発性硬化症などの自己免疫疾患です。
自己免疫疾患は、本来存在しない敵に槍を持って突撃するドン・キホーテなのです。

一方、このライフスタイルの変化は人を社会環境から疎外し、多くの適応障害を生み出しました。その現れ方の違いからうつ病や自閉症、統合失調症などに分けられていますが、元は同じタイプの障害です。
その特徴を一言で言えば、からだが非物理的な脅威(観念的な敵)を物理的な脅威と勘違いしてこれから身を守ろうとする点にあります。
この場合もやはりドン・キホーテなのです。

だから、本来存在しない敵を攻撃する自己免疫疾患と適応障害型の精神疾患は、現代社会に生きる私たちに特有の文明病というコインの表と裏なのです。
そして実際に、うつ病や自閉症、統合失調症などの患者さんには非常に多い割合で自己免疫疾患が見られるそうです。
これは偶然ではなくて、多くの精神疾患は実は免疫と深く関係しているのです。

であるならば、免疫系を強化するコールドトレーニングを実践することは、うつ病や自閉症、統合失調症などの適応障害型の精神疾患とリウマチやギランバレー、多発性硬化症などの自己免疫疾患を予防し、またそこから回復するための(現時点で知られている)唯一の方法なのかもしれません。
しかも、これは無料です。
試してみたくなるではありませんか!

コメント

leoncoco さんの投稿…
リウマチが持病ですが、冷水トレーニングは荒療法と思います。
南国でリウマチを聞いたことはありません。
冷えは大敵とされているのは痛くなりやすいからです。
人類に敵がいなくなったため自己免疫疾患が発病したとは極論ですね。
リウマチが死因になることはありませんが、進行性リウマチは寝たきりになる難病とされてます。
新薬が開発されてから進行は止められて日常生活は変わりなく過ごせます。
精神疾患との関係はわかりませんが、痛みに悩まされる日々はうつになります。
私自身うつも経験しましたが、リウマチ発病前でした。

いずれ人は死を迎えますが楽に逝きたいものです。
kenkouhoushi さんの投稿…
冷水シャワーは体表面に短時間だけ強い寒冷刺激を与えるものであり、普段は暖かくして過ごします。体の深部の体温が低いと細菌やウイルスなどに感染しやすくなりますが、この場合は体表面温度だけが低下し、内部はむしろ上昇します。
免疫力が向上して関節リウマチに効果があるのか、あるいは逆に苦痛のみでマイナスなのかは分かりませんが、良くなったという事例はあるそうです。

寒さや不潔な環境が取り除かれてしまったので、力を持て余した免疫システムが自分自身に牙をむくようになったという「仮説」は、いわゆるBig Pictureに属すものです。壮大な仮説ですが、実証されていません。私は面白いと思いました。

自己免疫疾患が慢性炎症を起こし、慢性炎症がうつ病などの原因となるという説は、以前からあります。例えば、最上悠『「脳の炎症」を防げば、うつは治せる』(永岡書店)などです。これは良書です。
自己免疫疾患が初期段階で軽微なら見過ごされていた可能性はあります。

風邪気味のとき、無理を押してひとっ走りして風呂に入り、早めに寝て治してしまうというアプローチがあります。こういう荒療法がいつも成功するわけではなく、また個人差もありますが、荒唐無稽と言うわけでもありません。そう理解していただければと思います。
leoncoco さんの投稿…
知人から聞きましたが、冷感療法?なるリウマチ療養施設が地方にあったそうです。
今はあるかどうかしりませんが、理論は同じ効果の療養場なのでしょう。
いっ時寒さに耐えさせるそうです。
kenkouhoushi さんの投稿…
こんな記事もありました。
https://www.daiwa-pharm.com/info/world/2286/

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