『高齢になっても脳を健康に保つ特効薬』
本屋に立ち寄ったら、店頭に「老人本」が山積みになっていました。
70歳になったら読む本、ボケはこうしたら避けられる、高齢でも病気にならない人、こうしたら関節は衰えない・・・などなど、魅力的なタイトルで購入意欲をそそります。
そんな中、たまたま目についた『高齢になっても脳を健康に保つ特効薬』という本を立ち読みしました。特効薬というフレーズが気になったのです。
著者は精神科医の和田秀樹さん(66)ですが、彼は似た様な本を何百冊!と書き散らしている人で、多分どの本にも同じ様なことが書かれているのだろうと思います。
立ち読みですから、中身を正しく理解できたわけではありませんが、彼のいう特効薬というのが何であるかは知ることができました。
それは「文章を書くこと」「書いて情報発信すること」だそうです。
脳トレなどは効果なしとのことで、我が意をえたりという結論でした。
文章を書くのが苦手でブログに写真ばかり貼り付けている人がいますが、脳の活性化には役に立ちません。苦労して人に読んでもらえる文章に仕上げることで、脳の衰えが防止できるそうです。
そういえば、過去に修道女と日記を書くことについて、こんな文章をアップしていました:
著者によれば、統計的には多くの人が80歳くらいまでは自立して生活できるが、それ以降は要介護になる人の割合がドーンと増えるので、「80歳の壁」があると言えるそうです。
この壁を元気に乗り越えられるかどうかは、60代、70代の生活ぶりで変わってくるそうで、その一つが文章を書き発信することだというわけです。
他に、コレステロール値は下げ過ぎない方がいいし、肉も控えず、むしろ粗食はやめるべきだと書かれていました。
セロトニンもコレステロールから生成されるので、高齢者の粗食が彼らの精神生活のレベルを低下させているのは間違いないでしょう。
コメント
文章を書く効果を教えて頂き有難うございます。
まさにMywayは認知症予防に最適でした。
日記をこのところサボっているので気を引き締めます。
段取りを頭の中で考えなくてはできない家事を毎日こなす主婦がボケにくいと言う説は理解できますが、脳トレなど本当に生きるために必要ではないことをいくらやっても効果は薄いのではないかと言う気がします。
情報発信は社会生活を営むヒトにとって生活能力を高める大事な手段だと思うと、自分が自分に対して発信する日記をつけることが脳力を強化するのはありそうなことと思います。
言葉をうまく使いこなせない人はコミュ障に分類されますが、脳の発達に偏りがあるとされています。