第三の人生開始宣言
リタイアして以来、新年の抱負を考える習慣はいつしか薄れてしまい、ただいたずらに馬齢を重ねるうちに後期高齢者の烙印を押されてしまいました。
2021年の平均寿命は男性が81.47歳、女性が87.57歳だそうで、私の場合はあと五年です。
平均余命から計算すると、私の場合は87.41歳となるのであと11年となりますが、いずれにせよ後期高齢者は「後何年」で片付けられる存在のようです。
この考え方に縛られると、
オレの命もあと五年
酒でも飲んでその日を待つか
とやけ酒に浸ることとなりかねませんが、どっこい、私の両親はどちらも九十代半ばまで生きました。その遺伝子を受け継いでいる私もその頃まで生きるとすると、あと20年もあります。
さらに、私は健康に生きる方法を研究して本まで書いた人間なので、ひょっとしたらそれ以上生きることになるかもしれません。
突然
8,760
という数字が浮かびました。
この数字は私には馴染み深いもので、昔、東電と仕事していた時に一年間の電力需給を予測するモデルでよく使ったものです。要するに、一年を時間で表すとこの値になるのです。
365日×24時間=8,760時間
そうか、私に残されているのは8,760日なんだ、と思い当たりました。私は100歳まで生きるんだ(365日×24年=8,760日、100歳-76歳=24年)(笑)。
だとすると、この長い余生を何もせずにダラダラと過ごすわけにはいかないと思いました。
いっちょ、新年の抱負でも考えるか。
で、人生を三期に分けてみました。
第一期:誕生からリタイアまで
第二期:第二の人生に挑戦(〜75歳)→スモールビジネスをやったがうまくいかずリセット
第三期:第三の人生に挑戦(~100歳)
第三期の目標は「まだ見ぬ自分に出会うこと」とします。
TJAR選手の感想文を読むと、自分の限界を知ることでそれまで自分の知らなかった自分に出会えた喜びを一番価値のある収穫だったと考えているようです。
私も残りの8,760日を使ってまだ見ぬ自分に出会いたい! と思いました。
ただ、そのためには「どうみても無理なことに挑戦しやり切る」ことが求められています。
しかし、体力も回復力もはちきれんばかりに備えている若い人と違って、後期高齢者はすぐへたります。
私の場合、さらに
- 首の痛み(頚椎症)
- 慢性の腰痛
- 視力の低下
などが障害となって、昔のように普通に物事をこなすこと自体が難しくなってきています。
さらにこの先も、仮に配偶者が先に亡くなれば自分で生活全てを取り仕切らなくてはなりません。
挑戦なんてそんなことが果たして出来るのだろうか・・・などと考えだすとキリがありません。
しかし、障害を乗り越えて目的地に辿り着くのが挑戦ですから、これらも勘定に入れるのは当然だろうと思い至りました。
ヨタヨタでもいいから、同年代の誰よりも「苦痛に耐えて頑張」ったと言えるように生きたいと、お屠蘇を飲みながら思いました。
今日はここまで(笑)。
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