怒! 緊急津波速報

昨夜、寝入り端にスマホの緊急地震速報がけたたましく鳴り響き、飛び起きました。
見ると津波の警報でしたが、一向に地震の気配はなく、関係なさそうだったので再びベッドに戻ったのですが、また警報が鳴りました。
見ると全く同じ内容で、その後も何度かこれが繰り返されたので、とうとう頭にきてスマホの電源を落とし、ようやく安眠することができました。
でも、イライラしてなかなか眠れなかったことを覚えています。

朝になり、これがトンガの海底火山の噴火による津波の警報だったこと、神奈川県だけが何十回も警報が鳴り、システムに問題があるらしいことを知りました。
昨夜、このおかげで寝られなかった人が数百万人はいたことになり、その中でも大学受験の最中にある受験生にとっては文字通りの死活問題で、彼らは本当に困ったであろうと思います。
システムに問題があるなら、早急に対処して欲しいです。

地震ではなく海底火山の噴火でどうして津波が発生するのか、満足のいく説明は見つかりませんでした。
私の想像では、噴煙が海上高く二万メートル以上も立ち上がったということですから、その分の大気が一瞬上に持ち上げられ、やがてその重さで海面に落ちてきて叩きつけられたのではないかと思います。
それが大きな波を引き起こし太平洋を伝播すれば、津波と同じ現象が起きるのではないでしょうか。

トンガの様子は海底ケーブルが機能しなくなったため情報が入って来ず、無事なのかどうか気がかりです。
衛星写真によると、左のオーストラリア大陸と比べて見ても噴煙の半径は100キロから200キロくらいはありそうで、まず強烈な衝撃波が音速以上で拡がり、続いてトンガ全域が噴煙に覆われた模様ですから、相当な被害がありそうです。



通信が途絶える前に妹さんと電話で話した人によれば、上空は真っ赤になり、小さな火山弾が降り注いでいて恐ろしい様子だったとのこと。
その後の様子はわからず、この人は妹さんらの安否を気にかけていました。

トンガの海底ケーブルは、この図によれば一本しか繋がっていません。
これではバイパスがないので、切れたらおしまいです。
隣国のニュージーランドが懸命に連絡を取ろうとしているようなので、続報に期待したいと思います。

これだけの規模の噴火は、「破局的噴火」と呼ばれるものに属するかもしれないそうです。
日本だと、大昔に九州の南端で起きた破局的噴火が有名で、その時には火砕流がなんと九州全域と山口県あたりまでを飲み込み、当時そのあたりに住んでいた縄文人が一瞬で全滅したと言われています。
現代でも、阿蘇をはじめその辺りのいくつかの巨大カルデラが噴火の可能性があるとされているし、我々首都圏の人間にとっては富士山の噴火が破局的噴火になる可能性も指摘されています。
富士山の破局的噴火はほぼ確定的だそうで、2150年ごろには起きると言われていますが、早ければ私が生きているうちに遭遇するかもしれません。
この場合、首都圏は20cmの火山灰に覆われ、そうなると現在のインフラシステム(電気・水道・ガス・交通など)は全てストップするし、救援なども当分行われませんから、生活全般が破壊されると思われます。
願わくば、私が生きているうちに起きませんように。

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