腹圧呼吸をやってます

『スタンフォード式疲れない体』では、疲れやすい体の持ち主は体が歪んでいるため、脳からの運動指令に体が完全には従わないことが「体が重い」「だるい」と言う感覚として受け止められるのだそうです。
これを元に戻し、体と脳の関係を修復するには、体の歪みを矯正する必要があり、その方法として本書では腹圧呼吸(IAP)を推奨しています。

腹圧呼吸とは耳慣れない言葉ですが、息を吸うときも吐くときも、腹腔内の圧力を高く保つ呼吸法という意味です。
要するに、お腹をパンパンに膨らませた状態で呼吸をするわけですが、やってみると分かりますが息を吸うときにお腹を膨らませるのは自然ですが、吐くときはついお腹を凹ましてしまいます。凹ますのは腹式呼吸ですが、そうではなく膨らませたまま息を吐くのだそうです。
なかなか難しくて、慣れるのに時間がかかりましたが、慣れてしまえば問題ありません。

コツがあります。
まずお腹に力を入れ腹圧をかけながら息を吸います。
次にお腹を膨らませたままで口をすぼめてゆっくり息を吐き出します。必然的に胸郭を縮めることになります。
コツは、息を吐き切ったらフッと一瞬だけ腹圧を緩めることです。そうするとお腹は凹みますが、息の出入りはほとんどありません。
この状態で再びお腹を膨らませながら息を吸います。

この呼吸法を練習していくと、酸素がたくさん取り込めるようになる以外にお腹周りに力がみなぎる感じとなり、姿勢がよくなります。
というより、この機会を利用して姿勢を良くするよう努力します。
著者は、背の高い方が疲れにくいと言っていますが、その意味は
 実際の身長より背が高く見える
人の方が人体構造的に正しい姿勢になっているので疲れにくいのだそうです。
IAP呼吸で体幹部がしっかりしてくると姿勢が良くなり、自分が「堂々としている」ように感じます。

以上は、私が実際に取り組んでみて意義があると実感した呼吸法でした。
この呼吸法と徹底した長時間睡眠とで、少なくとも起きている間はあまり疲れを感じなくなりつつあります。(それだけよく寝るようになりました(笑))

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