死の間際
ヒューマニエンス「死について」を見ていたら、これまで気になっていた疑問のいくつかが解消されそうです。
1.母が亡くなるとき、苦しまないように点滴を外し、水を欲しがっても綿棒に浸した物を舐めさせるだけにする、という医療スタッフのケアの方法について、本当にそれが正しいのか非常に気になっていました。末期の水という言葉があるくらい、死にいく人は最後に水を飲みたがるのに、それをあげないというのはいいのだろうか?
答)点滴で十分な栄養を与えていても、亡くなる少し前(5年ほど)からBMIが一直線に低下する。つまり臓器も壊れ始めて小さくなり、栄養も水ももはや普通に摂取できず、水ですら与え過ぎるとむくみ、腹水、肺水腫になって体にとって負担になるだけなので、量を減らさないとかえって苦しがらせるだけだ。
2.最後は息が上がったようにハーハーと苦しそうな呼吸になっていました。やっぱり死ぬのは苦しいことなのに違いない。
答)最後は下顎呼吸という下顎が下がった状態の口呼吸となり、十分に酸素が供給できなくなっているが、このような低酸素状態では脳内でベータエンドルフィン濃度が高まることが分かっている。つまり、外見ほど苦しくないまま死を迎えると考えられる。
本当でしょうか。
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