心が病んでしまった

連日のウクライナ侵攻の報道に接しているうちに、私の心がやられてしまいました。
特に、今回の原発攻撃には参りました。
原発の敷地内を映しているモニターカメラの映像には、砲弾が着弾して火炎が噴き上がっているシーンが映っています。
常識では考えられないことを平気でやってくる様を見ているうちに、気分がどんどん落ち込んできたのです。

こちらは防空壕の写真で、赤ん坊を含む小さな子供たちが砲撃から身を守るために狭い空間に潜んでいます。



これをツイートしたのは駐日ウクライナ大使で、文中の「鈴木さん」というのは外務副大臣の鈴木貴子のことだそうですが、この人、あの鈴木宗男の娘だそうです。
鈴木宗男は今は維新に所属しているそうですが、大のロシア贔屓で(もちろん利権がらみ)、今回の事件でもロシアの肩を持つ発言に終始しています。
そのような父親に忖度したのか、この鈴木貴子外務副大臣は駐日ウクライナ大使の外務大臣との面会要請をあろうことか一ヶ月も握りつぶしていたことが判明し、問題となっています。
白昼堂々と、よくもそんなことができたものですが、だからウクライナ大使に"鈴木さん、あなたが肩を持つロシアは今こんなことをしているのですよ、よく見てください"と言われているわけです。

こちらはロシアで「反戦デモ」の罪で逮捕された小学生の写真だそうです。
小学生を逮捕するなんて!



プラカードにはロシア語で「No War」と書かれ、よく見るとロシア国旗とウクライナ国旗を足すとハートになる絵が描かれています。
この子達は献花に訪れたところを捕まりました。
やっていいことと悪いことがありますよね。

ある日突然、このようにして隣国が土足で乗り込んできて、国際社会の制止を振り切り、抵抗するものは容赦無く撃ち殺して国を乗っ取るなんてことが現実に起こるとは、想像もできませんでした。
そして国際社会は口では勇ましいことを言っても、文字通りの口だけ番長で、なすすべもなく見殺しにしています。
経済制裁と言いますが、欧州向け天然ガス供給の決済をしているロシアのガスプロムバンクは Swiftからの排除の対象にはなっていないと知り、やっぱりと思いました。
欧州はウクライナに武器弾薬を提供するとは言っていますが、一方で自分たちはガスがないと困るのでロシアと取引きは続ける、お金も送ると言っているのです。

さて、日本はどうでしょう。
ウクライナはNATOに加盟しておらず、日本はアメリカと日米同盟を結んでいるので事情は大きく異なりますが、日本がアメリカにとって価値があるのは基地があるためであり、国内の米軍基地から遠く離れた尖閣のような島嶼での紛争にまで同盟の効力が及ぶかどうかは大いに疑問です。
ロシアも、プーチンがアイヌ民族はロシアの先住民だと認めると述べたそうですから、ある日ロシアの先住民保護を名目に北海道に上陸するなんてことが絶対ないとはいえず、中国と計らって尖閣と同時にことを起こす・・・ことも十分あり得るのではないかと考え出すと夜も眠れません。

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