肉食はやめるべき

最近、じっとしている機会が多く、そんな時はネットで動物関連の動画を観ています。
猫や犬だけでなく、小鳥や野生動物などと人間の関わりを扱った興味深いものもたくさんあって、本当に時の経つのを忘れて見入っています。

この間見て笑えたのは、ペットのワンちゃん用の部分ドアから外遊びから帰ってきたワンちゃんが入ってきて、続いて野生の子鹿ちゃんが入ってきたシーンでした。外で友達になったみたいなのですが、その時の字幕が「奥さん、お邪魔します」となっていて大笑いしました。実際に入ってきたら驚くでしょうね。

意外に感じたのは、猫が寝ている頭の上やお腹の辺りにひよこが何匹も遊んでいて、猫を突っついたりしていたシーンでした。うちの子たちは外に出ると鳩などを追いかけていたので、てっきりひよこなど近づく訳がないと思っていましたが、危害を加えるどころか気持ちよさそうにされるがままになっていたので驚きました。
小鳥は人間にも犬や猫のようになつく場合があるそうですね。

そういえば、拾われてきた子猫を大きなゴールデンが大切に育てたり、異種の動物間で擬似的な親子関係になっているケースが多いのに気づきました。生き物はお腹が満たされている限り、基本的に仲良く共存するのがデフォルトかもしれません。
一人の人間に向かって遠くからライオン(成獣)が走ってくるシーンを見て思わず「危ない!」と思ってしまいましたが、何とこの人はライオンに飛び掛かられても平然としています。昔、怪我をして弱っていた仔ライオンを助け、そのまましばらく一緒に生活していたので、親子のような「昔馴染み」の間柄なのだそうです。ライオンは人を襲うというのは、固定観念なのです。

これらの動画を見ているうちに、人間は肉食をすることにより動物との信頼関係を大きく損ねていることに気がつきました。
ある所に行った時、たまたま立ち寄った食堂に大きな牛のポスターが貼られていて、そこに

 私たちはまるで家族のように彼らを大切に扱い育て、誇りを持って出荷します

というような文言が書かれているのを見て愕然としたことを思い出します。
家族のように育てた牛を殺害してその肉を食べることに誇りを持てるのだろうか・・・。
その別れを「出荷」と表現して平気なのだろうか・・・。

牛は優しい目をしていますが、見ようによれば悲しい目です。
人間と牛(をはじめとする家畜)も飼育しているうちにお互いに情が芽生えると思います。
情が芽生えるとは、そこに信頼関係が生じるということです。
そして家畜を食用にする都度、その信頼関係を壊し動物を裏切り続けてきたのです。

信頼関係はとても大事な情緒です。
それを破壊する肉食習慣・・・こんな蛮行はそろそろやめなくてはならないのではないだろうか。
最近、こんなふうに思うようになりました。
手始めに、我が家では肉食を減らしていこうと考え出しています。

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