コロナ後進国日本の汚染水放出

ジムに行ったら、爺さん達が「いよいよだね」などと話しています。何のことだろうと思って聞いていたら、コロナのことでした。
蔓延防止が何とかと言ってましたが、あれがそんな話題になるような出来事なのかなあ。私の中ではもう感覚が麻痺しているのかもしれませんが、テレビ漬の爺さん達にはニュースなのかもです。

感染拡大の防止を最優先に、厳しい引き締めを行ってきた国は、一足先にテイクオフし、感染後の世界で経済的に優位に立つと思います。しかし、何事も中途半端でどちらにもいい顔をしてきた日本は、次第に取り残されていく恐れがあります。

ワクチンもそうで、開発スピードが全然違いました。
日本はほとんど足踏み状態のように見えます。
世界第何位の経済大国だの、ものづくり大国だのと威張っていましたが、実は自画自賛だけの夜郎自大大国ではなかったのでしょうか。
ワクチンもろくに開発できない技術力のない後進国に将来はあるんだろうかと心配です。

それより、私には政府が福島の汚染水を海に--世界の海に!--排出する決定をしたことの方がずっと衝撃的でした。そして知性も教養もなくあるのは品の悪さだけという麻生が上から目線でニタニタ笑いながら「飲んでも大丈夫」と言ってのけたのには本当に腹が立ちました。

自民党の「処理水等政策勉強会」の代表世話人・山本拓衆院議員:

断っておきますが、自分は原発推進派です。菅首相も支持しています。ただ、原発処理水に関する報道は、事実と異なることが多いので、国民に事実を伝えるべきだと思っています。

東京電力が2020年12月24日に公表した資料によると、処理水を2次処理してもトリチウム以外に12の核種を除去できないことがわかっています。2次処理後も残る核種には、半減期が長いものも多く、ヨウ素129は約1570万年、セシウム135は約230万年、炭素14は約5700年です。

「通常の原発でも海に流している」という報道も、誤解を招きます。ALPS処理水と、通常の原発排水は、まったく違うものです。ALPSでも処理できない核種のうち、11核種は通常の原発排水には含まれない核種です。通常の原発は、燃料棒は被膜に覆われ、冷却水が直接、燃料棒に触れることはありません。でも、福島第1原発は、むき出しの燃料棒に直接触れた水が発生している。処理水に含まれるのは、“事故由来の核種”です。

ネトウヨは中・韓が反対しているから放流に賛成、という理屈もへったくれもない論理ですが、中・韓が反対しているのは隣国だからでしょう。
親日国の台湾も提訴すると怒っています。

極め付けは汚染水放出を軽く見せようと、トリチウムの「ゆるキャラ」を電通に4億円近くも払って作らせた政府です。
もう言葉が出てきません。

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