南谷真鈴 コロナからK2へ

日本人最年少の19歳でエベレストに登頂し(2016)、同年に7大陸の最高峰を全て征服し女性の世界最年少セブンサミッターとなった冒険少女南谷真鈴(まりん)さんも、今年24歳だそうですが、今度は難峰K2(世界第2位、8,611m)に挑むそうです。



これまでに登頂した人は、エベレストの1万人超に対し、わずか400人だそうで、登った人の四人に一人は生きて帰れなかった魔の山K2ですが、彼女は「絶対に生きて帰ってきます!」と言っているそうです。

本当はヨットで単独世界一周をしたいと南アフリカの海洋学校で訓練を重ねてきたそうですが、60日間の遠征訓練で自分以外は全て男性という状況に違和感を抱き、中止することになりました。
こういうシチュエーションは女性の方にとっては辛いでしょうね。

そして、昨年末、彼女はなんと新型コロナに感染し、死の淵をさまよっていたのだそうです。
食事はおろか、高熱と腹痛と吐き気で夜も寝られず、脈拍は2倍以上の180。とうとう味覚と嗅覚を失い、

肉体が完全に自分のコントロールを超えてしまった

こんなに苦しいのなら、もうこの世界にいたくない

とまで思った彼女は、ようやく1月下旬から熱が下がり始め、生きている実感を確かめたいという気持ちに襲われます。

そこにK2の話が舞い込んだのですが、アタックは今年の7月。コロナが治って半年も経たずに挑戦するのは無謀ではないかなあと思うのですが、真鈴さんはこのタイミングを

導かれている

と感じたそうです。

K2は今の私にとって最も魅力的な山。山に登っていると瞑想している気持ちになる。K2に登った時、自分にどんな気持ちが芽生えるのか。

と、全然意に介していません。

コロナに感染していなければ、K2に挑むことはなかった。どん底に落ちた時こそ人の覚悟は定まる。人生の転機に必ずつながる。

とあくまで意欲的です。
どこまで強い人なのかと、あきれるほどの強さです。

インタビューを読んでいると、その気持ちの根源にはこんな思想があるようです。

肉体が消える怖さはない。もっと怖いのは、神様に『この人生は傑作だ!』と思われないこと。せっかく魂を燃やして生きている。つまんない人生だったよね、とは言わせたくない。

魂を燃やして生きている・・・脱帽です。
でも、同じ川崎市民として応援しています。

ジムで体重を測ったら、58キロ台にまで落ちていました。
何年ぶりだろう・・・。
(ボクは脂肪を燃やして生きている)

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