家電のトラブルはホコリが原因

先日、電子レンジの不調でメーカーに調査に来てもらいました。
日立製ですが、事前にトラブルの情報をネットで集めたところ、「マグネトロン」と「インバーター基板」の不調が原因という見方が圧倒的で、その場合修理はこれらの交換となり、金額的には22,000円くらいとされていました。

この値段は、修理か新品を買うか微妙な金額で、私らは新品に買い換えることも検討していました。
現在の製品は高機能ですが、実際にはその機能の多くは必要ではなく、単純に温めるのと冷凍食品を解凍できれば、我が家としては十分です。
オーブンもガスのものがあります。
そうなると、安価な単機能のレンジでよく、修理費用とあまり違わない金額で新品が買えます。
家内は出張費用を払って検査に来てもらわなくても、最初から新品に買い替えてしまえばいいのではないか、という意見でした。

ただ、私としては原因が知りたく、とにかく技術者に診てもらいたかったのです。
観察していると、低出力で短時間なら正常に動作しますが、高温で長時間となるとダメのようです。
ということは、何かの原因で温度が規定値をすぐに超えてしまうことが原因なのではないか、その原因を取り除けばまた普通に使えるようになるのではないか、と感じていました。

電子レンジは台所の大きな食器棚に埋め込んだ形で使っていますが、前面はよく掃除するものの、重いので引っ張り出して裏側を掃除することは滅多にありません。
手の届く範囲を掃除機でざっと吸い込むくらいです。
今回は調査員に診ていただくので、レンジを取り出して裏側もきちんと掃除しようと思いました。

開けてびっくり。
排熱用の穴がホコリでびっしり覆われていたのです。

レンジの設置基準(壁からどれだけ離すとか)はきちんと守っていたのですが、これでは排熱ができていなかったはずです。
掃除機で念入りにホコリを吸い取り、雑巾で汚れをぬぐってきれいにしました。
そして、試しに色々のモードで使ってみると、正常に動作します。

ひょっとしたら、これで行けるのではないか、と思いました。
でも、せっかく調査をお願いしたのだから、見るだけ診ていただこうと思いました。

やがて担当者が来てくださったので現状を説明したところ、調査時点でトラブルが起きていないと検査のしようがないと言われ、その日は帰っていただくことになりました。
出張費用は要らないと言われました。
交通費だけでも、と言っても受け取ろうとはしません。
日立の修理センターの良心的な対応に、私たちは感激しっぱなしでした。

その後、現在まで電子レンジは快調に使えています。
やっぱりホコリが原因だったようです。
そういえば、テレビの録画機能が不調だった時、パネルを外したら内部がホコリだらけで、それを掃除機で吸い取ったら快適に動くようになったことを思い出しました。

家電のトラブルはまずホコリを疑え、です。

話変わって、昨日は台所の天井に設置してあるシーリングライトの電球を交換しようとしました。
しかし、電球を外そうと動かすと点灯します。
接触不良か、と思い、しっかりねじ込みました。
ところがしばらくするとまた消えてしまいます。
こんなことを何度か繰り返しているうちに、器具の内部をよく見たら虫の死骸がびっしり詰まっているみたいでした。
ギョ・・・です。

そこで「トラブルはまずホコリを疑え」を思い出し、掃除機で徹底的に内部を掃除しました。
以来、今のところ大丈夫ですから、これもホコリが原因だったのかもしれません。
コンセントのホコリが原因で火事になるケースも多いそうだし、ホコリはこまめに取り除くことが大事と思いました。

そろそろもう一度、テレビを分解掃除しなくては・・・。

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