人間の遺伝子を入れたら猿の脳が二倍になった
ドイツのマックスプランク研究所と日本の実験動物中央研究所の共同研究で、猿の胎児に人間の遺伝子を移植することによって、猿の脳のサイズを2倍にできることが分かったそうです。
マウスやフェレットの大脳新皮質を拡大させる作用がある「ARHGAP11B」という人間特有の遺伝子を注入したところ、妊娠100日目頃に最初のほぼ2倍の大きさになり、大脳新皮質が発達した人間の脳に類似したものになったと言います。人間の脳と同じく、しわも出来たことが確認されたとか。
倫理的な観点から実験はここまでで中止され、胎児は中絶されるそうですが、私は『猿の惑星:創世記』を連想しました。CGで作られた主人公の猿の知的な眼差しが印象的な映画でした。
類似の研究は中国でも行われ、こちらは胎児ではなく成人の猿の脳に「MCPH1」遺伝子を注入したところ、認知機能が向上したと言います。
ただ、中国だから何をするか分からず、そこがとても気になります。
恐ろしい世の中になったと言えるかもしれません。
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