大雪でEVは大丈夫?

関越が大雪のために大渋滞しています。
十数時間も車の中に閉じ込められ、水も食べ物もない状態に不安が募っているそうですが、こんなニュースを見るにつけ、私は本当に車をEV化してしまって良いのかと疑問に思います。

雪国で車がありがたいのは、雪道をよく走った私の経験から断言しますが、まず暖房が効くということです。
エンジンの排熱の有効利用です。
しかし、EVではわざわざ電気で暖房するので、止まっていても見る見る残りの走行距離が減っていくそうです。心臓に悪そう。

また、ガソリン車の場合は、あらかじめ携行缶に予備のガソリンを入れていけば、ピンチの場合でも補給できますが、EVではそういうことができません。
仮に充電施設にたどり着いても、フル充電するには長い時間がかかります。
いいことなど一つもありません。

環境に優しく、しかも既存のインフラをそのまま使えるハイブリッド車が当分はベストソリューションと思うのですが、世界はなぜかEVに傾斜し、日本の政治家(ばか)もそれに追随しようとしています。背後に電力業界の影がチラついているのも気に入りません。

昔、よく車でスキーに行っていた頃、私は車の中に羽毛服と羽毛の寝袋を積んで行きました。今回のような不測の事態に出会ったとき、それらで命が守られると考えたからです。
また、今は知りませんが、昔のボルボには万一パワーウインドウが故障した時のために手回しで開閉するためのハンドルが付いていました。豪雨の中で窓が開きっぱなしになった場合(私は実際に体験しました!)を想像すると、これはありがたい配慮だと思いますが、ついぞ普及することはありませんでした。

今の人たちは、そういうサバイバル感覚に乏しいのかなと思うことがあります。
オール電化のマイホームにも同じような危うさを感じます。

大袈裟かもしれませんが、こういう感覚、つまり起きて欲しくないことは起きないに違いないと思う気持ち(正常性バイアス)が、盲目的な平和憲法遵守の精神にどこかで通底しているような気がしてなりません。

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