20万人の死者

思うに、今回のトランプ失速は、やはりコロナ失政の影響が大きかったと思います。何しろ23万人が亡くなっているわけですから。

この23万人という死者数から連想するのはあの南北戦争です。
今アメリカは、下手をしたら内戦かというくらい国が真っ二つに割れていますが、アメリカで戦われた南北戦争は20万人もの犠牲者を出した史上最大の内戦でした。
しかも、終わったのはわずか150年前の出来事です。まだ生々しい感情が残っていてもおかしくありません。

リンカーンがかの有名なゲティスバーグの演説:人民の人民による・・・を、なぜ戦争中であるにもかかわらず行ったのかというと、犠牲があまりに大きく、この犠牲に何の意味があるかを示さなくてはそれ以上持たなかったからだそうです。
つまり、自分たちはこのような民主主義という理想を実現し、この理念のもとに戦争を終わらせ、国を再統合するのだという宣言をしなくては、国をまとめることはできなかったわけです。

以来、アメリカは民主主義という政治モデルを地球全体に敷衍することがミッションとなり、たとえば戦争で打ち負かした日本の新憲法にこれと同じ意味の文言(人民の人民による・・・)を入れさせたりしています。
20万人を超える死者というのは、アメリカという国にとってそれくらいの重みがあり、トランプはそれがわかっていなかったと思います。

ちなみに、太平洋戦争における米軍の犠牲者数はこの半分以下です。
また、ベトナム戦争は6万人くらいでした。

今日は歯科に行き、定期クリーニング。
夕食は鶏の唐揚げでした。

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