ヤリス・クロス/ショパン

ディーラーに行き、点検と洗車をしてもらいました。

待ち時間に話題のヤリス・クロスをじっくり見てきましたが、ヤリスとは完全に別物でワンクラス上のプリウスと同等の車格と感じました。インテリアもよく作りこまれ、全体に素晴らしく出来の良い車だと思いました。
ハイブリッドだと四駆はE-fourになります。
納車はなんと半年待ち。人気があるんだ・・・。

セールスからは、65歳以上は政府から10万円の補助が出るし、決算月だから思い切り値引くと言われましたが、丁重にお断りしました。
2台目としてなら買ったと思いますが、買い替えはちょっと・・・。




今、この人の演奏にはまっています。

Olga Scheps、ロシア生まれで現在はドイツ在住のピアニストですが、音楽性とテクニックの両面で卓越していると思います。しかし、家内は美人だから気に入っていると決めつけています(笑)。



今日は待ち時間の間に、メルカリで手に入れたこの曲のスコアを読んで(眺めて)いました。本物のスコアではなく、オーケストラのパートは簡略化されていたので、私でもなんとなく曲の流れがつかめ楽しかったです。

私はショパンが本当に好きです。
よく、ロマンチック過ぎて情緒に流されていると評されることの多い作曲家ですが、断じて違うと言いたいです。
ある音楽評論家が、音楽は言葉にならない感情を表現するもので、卓越した作曲家はその人なりに特定の感情を定義しているのだ、という意味のことを書いていました。
例えばモーツァルトの音楽を通して見えるのは「死」である、と。

映画「マルコビッチの穴」では、部屋に開いた穴から俳優マルコビッチの見ている世界がのぞけますが、それと同様に、モーツァルトの音楽を聴いていると彼の定義した「死」が見えて来るという説は、実際の体験とよく合致しています。
レクイエムはもちろん、交響曲40番やト短調の弦楽五重奏などはその典型的な曲ですが、ピアノソナタなどそれ以外の多くの曲においても、めまぐるしい転調の最中にチラと「死」の深淵が顔をのぞかせることはよく指摘されるところです。

では、ショパンはいかなる人間感情を定義しているのかといえば、私はやっぱり恋愛感情であると思います。それも、性愛からプラトニックな恋愛に至るスペクトルを底辺とした時、それを超越した三角形の頂点に位置する絶対的な恋愛感情の存在を彼の曲は予感させていると思います。
苦しくなるような、人を求め人を恋する感情であり感動です。
この美しい協奏曲からは、そのようなショパンの溢れるばかりのみずみずしい青春の鼓動が聞こえてくるような気がします。


夕食はカレイの煮付けと白菜とシーチキンのサラダ、きんぴらごぼう、ほうれん草のおひたし、ジャガイモの味噌汁。


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