パーキンソン病の知人が亡くなった

また暑さが戻ってきました。
暑さというより湿気がこたえます。

知人でパーキンソン病を患っておられた人(74)が亡くなられました。
家内の学生時代の友人ですが、旦那さんも和敬塾出身者ということで、一時は家族ぐるみでお付き合いしていましたが、どちらも運動とは無縁な生活でした。
しかし、旦那さんは60代の初めに脳梗塞を患い、血液をサラサラにするワーファリンの類を服用していて脳出血に見舞われ、手の施しようもなく亡くなっています。
そして今度は奥さんの方が逝ってしまいました。
生前、彼女は一冊の歌集を送ってくれましたが、そこには亡くなった旦那さんの思い出が切々と歌われていて、胸に迫るものがありました。
これでまた二人一緒になれたねと、家内が寂しそうにつぶやきました。

私の身内にもパーキンソン病患者(78)がいますが、最近では何度も転倒して肋骨などをたくさん折っています。言葉も満足に話せなくなり、電話での会話はほぼ不可能になりました。
当然ですが、うつ状態にあります。
その旦那さんもお兄さんが最近亡くなり、元気がありません。
二人とも運動とは無縁な生活で、私の話に耳を傾けようとはしませんでした。

ほぼ同じ年代なのに、彼らは早く歳をとっているように見えます。食べ物には気をつけていたようですから、違いと言えば運動しか思い当たりません。
先日読んだ老年医学の本(Life Span)に、「ジムに行くのを毎日歯を磨くのと同じような健康に生きるための習慣にしなくてはならない」とありましたが、パーキンソン病の予防にどのくらい有効かは分かりませんが(統計的には有意)、もっと体を動かしていてくれたならと、ついつい思ってしまいます。

コメント

leoncoco さんの投稿…
パーキンソン病の友人は81歳ですが確かに運動嫌いでした。
自力で立つことができませんが、手押し車のようなリハビリ器具を使って近所にはいけます。
家事は全てご主人がしているので電話がかかってくると長いです。
ボケてもいず現状を何年も保っているのは凄いですが、彼女はこんなに生きるとは思って
なかったが口癖になりました。
kenkouhoushi さんの投稿…
歩行器を使って外出でき、電話で会話ができるというのは、症状としてはいい方だと思います。私の取り上げた二名は、どちらも車椅子で会話はほぼ不可能でしたから。
ご主人様がすべての家事をなさっているそうですが、料理も含めてでしょうか。私はいざとなったら何でもする覚悟ですが、料理に関しては悩ましいです。
leoncoco さんの投稿…
ご主人はお料理は一からスタートで本と彼女のアドバイスでかなり上達したそうです。
ノートに記して何冊にもなっていると聞きました。
凝り性だそうです。
ウチの夫は家事一切できません(笑)
kenkouhoushi さんの投稿…
ノートを何冊も・・・それは素晴らしい!
少しでも見習いたいと思います。

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