私の腰痛対策
昨日の日記で「腰が弱点」などと書きましたが、それでも以前のように寝込むほどのぎっくり腰は起こさなくなりました。何よりも用心するようになったのが最大の要因と思いますが、ストレッチも効いていると思います。
「ゆる」の高岡英夫さんの本『究極の身体』には、人間の動きの中心である腰について詳しく書かれていますが、それを要約すると
- いわゆる骨盤は腸骨と仙骨という二つの骨が固く組み合わさったてできている
- 仙骨の上に脊椎が生えており、腸骨の下に脚が生えている
- 運動の達人になる程、腸骨と仙骨の結合部--仙腸関節(せんちょうかんせつ)--がある程度ゆるんでいて、体の動きをしなやかにしている
- 急性の腰痛は仙腸関節の捻挫であり、ねじれた状態が解放されないと慢性腰痛となる
そこで、仙腸関節のねじれをリリースし、固く固着してしまわないよう、この部位を重点的に調整するようにしています。今のところ非常に良好で、以前のような急性のぎっくり腰にはなっていません。
方法は整体の先生に教えていただいたものです。
調整の方法は、
- マットの上に仰向けに横たわる
- 両手両脚を力一杯大きく上下方向に伸ばす(指も全開する)
- 力を抜き、脚を曲げて胸の方に持ち上げ、それぞれの手で膝頭を持って左右に大きく開く
- 姿勢を戻し、脚を揃えて膝頭を胸の方に持ち上げる
- 円を描くように膝頭を回転させる(左右回りに各4回ずつ)
- 両膝頭を左のマットに付け、上から手で押さえ、その後上にある方の脚を縮めたり延ばしたりする
- 反対側(右のマット)に倒して同じことをする
以上をワンセットとし、数回繰り返します。
動作の途中で固着している仙腸関節が少しゆるんで動く様子をイメージして行うと良いでしょう。
もう一つの方法は、いつでも簡単にできるのがうれしいところです。
やり方は
- 両手を後ろに回し、腰の下(仙腸関節の後ろ)を手のひらで軽く前に押し、体を思い切り後ろに倒す
- 上体をやや起こし、顎を引き、10秒姿勢を保つ
- 以上をワンセットとして、二、三セット行う
これら二つの腰部ケアにより、腰痛のリスクは大きく減りました。
腰に弱点を抱えている方は、一度試してみられてはと思います。
ただし、どんな体操も効果が目に見えるようになるには最低三ヶ月くらいは続ける必要があります。
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