ガーミン
とうとう買ってしまいました。
登山に使用できるタイプのものです。
なぜアップルウォッチにしなかったのか、考えてみました。
商品の使いやすさや機能性はアップルウォッチの方が上だと思います。
ただ、「モノ」としての魅力はガーミンの方が上だと感じました。
いくらか無骨で、ずっしりと持ち重りがして、ボタンがたくさん付いていて、いじり倒す喜び(苦労と表裏一体)に溢れているガーミンに対し、つるっとして軽く、モノとしての存在感にやや欠け、リューズが一つであまりいじるところが無さそうな完成度の高いアップルウォッチに、私はあまり魅力を感じなかったようです。
アップルウォッチ |
OSはMS-DOSと言う一昔前のOSでしたが、余計な機能がついていない分、サクサクと動き、快適でした。
そして日本語環境をはじめ多くのアプリがユーザーによって開発され、それを組み込んでは自分好みにカスタマイズして楽しんでいました。
やがてiPhoneが登場し、その圧倒的な先進性に惹かれて私もiPhoneユーザになりましたが、使い倒す喜びはあまりなかったように思います。
その頃とどこか似ているような気がしてなりません。
とはいえ、このガーミン、そう簡単には使えそうもなく、操作の仕方を一通り理解するだけで一週間や十日はかかりそうな勢いです。
いや、もっとかかるかなあ。
アップルの製品は、マニュアルなど見なくてもいじっているうちに大体使えるようになりますが、ガーミンではそれは無理です。
細かい字でびっしり書かれた71ページもあるマニュアルをダウンロードし、最初からじっくり読んでいかないと使いこなせるようにはなりません。
考え方によれば、これはもはや一種の「脳トレ」です。
未知の機械をいかに早く自家薬籠中の物にできるか、私の「脳力」が試されているといえます。
とはいえ、今はまだ、手にしたばかりのこの機械を眺めたり触ったりして、モノとしての魅力を皮膚感覚で味わっている段階です。
一つ気づいたのは、この機械(機種)はアスリートのためのものだと言うことです。身につけて、いつも体の状態に気を配り、日々歩いたり走ったりし、その間は心拍数やペース配分をチェックしたり、地図上の位置を表示させたり、進んだ距離を調べたりし、終わったらVO2maxなどの統計データを確認して進歩の度合いを評価するような使い方をする機械なのです。
だから、運動が生活の一部になっている人にとっては欠かせないものになり得ると思いますが、時々気が向いたら運動するような普通のユーザにはオーバースペックかもしれません。
あるいは、これを身につけていると、日々走ったりしないと罪悪感を感じてしまうようなこともあるかもしれないなあと思ってしまいます。
ユーザを選ぶスマートウォッチみたいです。
早く使いこなせるようになり、一日も早く登山で使用してみたいです。
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