穏やかでいい日/菅義偉
今日も穏やかでいい日でした。
猫を散歩に連れ出しましたが、二人ともほとんど動き回らずに私どもの近くでまったりしていました。やはり歳をとったのだと思います。
まったりチャーちゃん |
おすましクーちゃん |
「帰るよ」と言うと、のっそりと立ち上がって我が家までトコトコついてきます。それもまた可愛いです。
昨日は米大統領選について、問題を整理してみましたが、この問題は一人米国だけの問題ではなく今や世界的な問題となっていると思います。
私たち日本人の命運を左右する問題でもある、ということです。
それは、今起きているのが世界一の大国であるアメリカとその座を奪おうとしている共産中国との覇権争いなので、両国と縁の深い日本も巻き込まれずにはいないからです。
その前に、なぜ中国がこれほどの成長を遂げ、世界の工場と言われるまでに大きくなったのかという理由について確認しておく必要があると思います。
その答えは「国内の階級格差に由来する低賃金」です。
中国の富裕層と言われているのは中国共産党と人民解放軍とその一派ですが、全部で一億人ほどもいる大集団で、これが中国の「上級国民」を形成しています。
その下に位置する国民のうち「農村戸籍」を持つ層がこれまで労働力提供の中核をなしてきて、ほとんどただのような賃金で働いていたため、アメリカも日本も国内で製造する限りどんなに努力しても太刀打ちできず、工場を中国に移してMade in Chinaせざるをえなかったわけです。
そして、グローバル経済のネットワークを通じて世界中に販売し、大きな利益を上げ、中国を利用するうま味を知るようになると、麻薬のようなもので、中国依存から抜け出ることができなくなっていきました。
その後、「農村戸籍」の労働者の賃金が上昇し、かつてのような低賃金では働かなくなると、今度はさらに労働コストの低い辺境民族-例えばウイグル人-を「奴隷労働」させるようになりました。最近、この件でナイキが批判されたことを覚えておられる人もいると思いますが、こういう図式を断ち切ろうとしているのがトランプ大統領の「アメリカファースト」なのです。
そして、グローバル経済のうま味を知った大資本が中国共産党と結託してトランプを政治的に暗殺しようと企んだのが今回の不正選挙だった・・・と私は見ています。
ケネディは物理的に抹殺されましたが、トランプは政治的に抹殺されようとしていて、背後にいるのは同じような謀略集団です。どんなトリックを仕掛けてくるのかわかったものではありません。
このような緊張関係の中で、まだバイデンに決定したわけでもない開票直後のタイミングでいち早くバイデンにすり寄った醜い政治家が菅首相だったわけです。まだトランプが選挙結果を認めていない段階でどうして祝電を打つなどできるのでしょうか。失礼千万と思いませんか。
トランプが大統領に就任する前に、いち早くすり寄った安倍前首相の真似をしたのかもしれませんが、もしひっくり返ったらどうするつもりでしょう。
あるいは、中国が二階幹事長に耳打ちし、二階幹事長が菅首相に指示を出したのかもしれませんが。
菅首相はさらにバイデンとの電話会談で「尖閣をアメリカが守ると約束してくれた」などと吹聴していますが、これなどどう見ても嘘でしょう。電話会談の時間はわずか10分、通訳が入るので話せるのは実質5分、菅首相の持分は2分半しかありません。挨拶したら終わりです。
それ以上に問題なのは、日本が自立するつもりもなくただアメリカの力に頼ろうとするその姿勢です。恥ずかしくないのかと言いたいです。情けない。
彼は自分を首相にしてくれた二階幹事長に忠誠を尽くすのが務めだと(応援団上がりらしく)思っているのかもしれませんが、日本国の首相はまず第一に日本国と国民に尽くす義務があります。
その意味で、中国共産党べったりの二階幹事長にべったりの菅首相は、遠からず日本国と国民を裏切るでしょう。
その兆しはすでに幾つか見えています。
共産中国は先端技術を駆使して国民を監視するオーウェル的世界をすでに作り上げています。菅首相が力を入れようとしているデジタル庁なる役所は、日本を中国のような国民総監視社会化するための組織です。
なんとかペイとか顔認証とかマイナンバーカードとかの先端技術も、全て悪用する腹積もりでしょう。
携帯電話料金を下げて若者の人気を得、その裏で竹中平蔵と組んで日本のグローバル化をさらに進め、社会資本を中国に切り売りし(北海道や香川県を見よ)、IRで日本社会の伝統的な安全安心を破壊し、さらには政府すら民営化しようとしているのが菅首相であるなら、心ある人は倒閣運動を起こすべきでしょう。
この人物は、さらに男系男子の天皇制にこだわっています。
もともと天皇制を深く理解できるだけの頭脳もないでしょうから、自分の政治的安定を助けてくれそうな一部のグループに忖度しているのでしょうが、現在の天皇を継ぐのは愛子内親王しかいないと考える私は、絶対にこれを認めることはできません。
法政の空手部にして応援団に所属し、髪をアイパーで固め、ちょび髭を生やし、裾の長い学ランを着て学内を闊歩していた菅義偉は、本来スト破り要員以上の存在にはなり得ないと思うのです。器でない人間が総理大臣に祭り上げられ、メディアが忖度し、そのツケを私たち国民が払わされると思うと腹が立ってなりません。
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