ありがとう&さようなら

残すところ二日でMyWAYも終わり、皆さんともお別れとなります。
七年近くもの長期間、会員制WEB日記という珍しい試みにお付き合いくださり、心から感謝申し上げます。

時を重ねるにつれ次第に会員も減り、私自身日記(という名のプチメルマガ)を続けることがしんどいと感じるようになました。お付き合いくださる皆様におかれても同様だったかもしれません。
物事には潮時というものがありますので、そろそろ店じまいしても許される頃だろうと勝手に思っております。

この間、私は皆様に向けて何かを語り、日記にコメントをつけ、場合によってはプライベートなご相談に乗ったりも致しましたが、それらを通じて逆に多くを教えていただき、誤りを指摘していただき、素敵な贈り物をいただき、慰め励ましていただきました。

本当にありがとうございました。

高校時代の漢文の教師は「お寺さん」でしたが、体調を崩され、お年だったこともあって、学期半ばで退職されました。
ある日、教室に行くと「三年六組の諸君へ」という貼り紙があり、そこには自分の教師としての日々を振り返るとともに、別れに臨んだ切ない想いが綿々と記されていて思わず涙を誘われました。
彼は生徒に強く臨むタイプではなかったので、漢文などに興味のない悪ガキたちの恰好のからかい相手でしたが、私はその深い知識と漏れ出る教養に惹かれていたので、彼の退職を特に残念に思い、明日はこの文章を書き写して記念に残しておこうと思いました。

ところが翌日、学校に行ってみるとくだんの貼り紙は影も形もありませんでした。
他の教師が剥がしたか、悪ガキたちが破り捨てたのか、心ないことをするものだと思いましたが、時すでに遅しでした。

でも、別れというものは案外こうしたものではないのかと、後年思うようになりました。
人と人の出会いは放物線だか双曲線だか知りませんが、近づいてきたかと思うと急速に遠ざかっていきます。
そのまま遠ざかって、二度と巡り会うことはありません。
それが自然の摂理というものだと思います。
私の日記も今日で最後とします。

それではさようなら。

付記)
私は個人的にWEB日記を書き続けるつもりです。
そのサイトは下記ですので、ご興味がおありの方はお立ち寄りください。

 MYWAY日記 (https://diaryofmyway.blogspot.com)

MyWAYに投稿した私の日記は全てここに収録してあります。

なお、プロフィールのページには私への連絡メールアドレスが掲載されていますので、コンタクトをご希望の場合はそれをご利用になられるか、akira@t00.itscom.net をお使い下さい。(件名に【MyWAY】などと書いていただけると確実です。)

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