自民党総裁選
来週水曜日は自民党総裁選の投開票日です。
実質的に日本国の首相を決めるのが自民党の議員と党員だけというのがしっくりきませんが、かといって大統領制にしたら良いかといえば、お隣の韓国を見ているとそれはないと思います。
仕方ないですね。
で、誰が選ばれるか、ネットを中心に侃侃諤諤の議論が続いていますが、それはさておき、どんな優先度で論点を取り上げて行ったら良いか、私なりの考えを簡単に書いてみようと思います。
優先度順に記すと、
- 経済:失われた30年のせいで、日本の経済力は低下の一途をたどり、今や"日本の賃金は米国の6割、韓国にも抜かれた日本の凋落(野口悠紀雄)"と言う体たらくです。この責任は第一に経済学者が負うべきと思います。そしてなぜここまで落ち込んだのか、どうすれば復活できるのか、その道筋を示すことのできる人が首相になるべきです。「分厚い中間層の復活」と口先で言うだけなら誰でもできます。
- 安全保障:世界は習近平率いる「ならず者国家中国」と対決するか足元にひれ伏すか、二分されつつあります。目先の経済的利益に目がくらんで天安門後を再現するような親中派政治家や経団連、彼らに物が言えない党内政治家には即刻退場してもらう必要があります。
- 国の形:真子-小室事件を通して皇室制度、ひいては国の形が揺らぎ始めています。この事件は「破壊的」悪影響を及ぼす恐れが大です。ここは難しいことを言わず、愛子天皇への道を開き正統的な皇統を守らなくてはなりません。そのためには、かつて現天皇が提唱し美智子上皇后に拒否られた「皇室会計監査」を実現しなくてはならないと考えます。もう一点、憲法も(歴史を真剣に学んだ形の)独立国家に相応しいものに変えるべきですが、同時に文書を勝手に捏造・改ざん・廃棄する安倍政権の流儀を排し、立憲主義を尊重する気風を打ち立ててもらいたいと思います。
まず国力を立て直し、続いて旗幟鮮明(show the flag)にし、気持ちを新たに前を向き背筋を伸ばす。これに尽きると言うことです。
さて、以上の論点を全て満たす総裁候補はいるでしょうか?
いなければ、セカンドベストは誰でしょう?
間違っても夫婦別姓やLGBT、コロナ対策などを上位に取り上げないでいただきたいと思います。
コメント
政治が好きで、よく勉強していて、政治について話し出すと止まらない。
記者会見の受け答えを見ていても、群を抜いていました。
他の候補者は調整型の党内政治家か、ポピュリズム独裁者であり、凋落の30年と言う国難の時代を乗り切るのに相応しいかどうか大いに疑問です。
「人気」でなく「国益」で選んでほしいと思いますが、果たしてどうなるでしょう。
高市さんを評価する点:
1.決断力:今までの政権が煮え切らずに出来なかったことを自分は決断を持って実行すると宣言。
2.PB凍結:インフレ率2%になるまでプライマリーバランス議論は凍結し、国土強靭化と技術立国に向けた財政策を積極的に進める。
3.靖国参拝を明言:中・北・韓に対し旗幟鮮明にし、流れを変える。大波乱が起きるだろうが、別に攻めてくるわけではない。企業は中国から引き上げればよく、そのための政府支援は抜かりなく行う。
皇室制度に関する姿勢は全く評価できませんが。