ラン十八日目/老後とピアノ

まだ本調子ではなく、相変わらず鼻の奥がスースーしていますが、回復してきたようなので走りを再開しました。
いつものコースをいつものペースです。

【今日のラン】
距離:2.09km
インターバル:歩き-走り780m-歩き-走り490m-歩き
最高時速:9.9km
最大心拍数:152bpm



稲垣えみ子さんの『老後とピアノ』を読みました。
53歳になってから、いわゆる「大人のピアノ」を始めた稲垣さんは、50歳で朝日新聞社を退社し、物書きとして生計を立てておられる人とのことですが、著者紹介には
 夫なし、子なし、冷蔵庫なし、ガス契約なしの「楽しく閉じていく生活」を模索中
とあります。なんか面白そう(笑)。
こちらにコラムがあります:

自分のことをアフロと呼んでいるように、アフロヘアーがトレードマークのようですが、小学校を終えると同時にピアノもやめた過去を持つ彼女は、雑誌「ショパン」にピアノ再開の連載記事を載せることになり、それを本にまとめたのがこれなのだそうです。

いやー、面白かった!
一気に読んでしまいました。

一気に読めたのは、内容に興味があったのはもちろんですが、何よりも稲垣さんの文章が最高に読ませるものだったためです。最近こんなにイキイキした文章に出会ったことはありません。
ピアノに興味がない人でも、この文章なら終わりまで読んでしまうこと間違いなしでしょう。

そして再開した大人のピアノの進捗のほどは・・・読んでのお楽しみですが、私には大変参考になりました。ただし、大人のピアノと言う以外に共通点はほとんどありませんが(笑)。
私との違いです。
  1. プロの先生(若きイケメン)のレッスンを月一で受けている
  2. 自宅にピアノがなく、近所のカフェのピアノを開店前などの空き時間に使って練習している
  3. 小学生時代に『きらきら星』全曲を弾きこなしている
  4. 毎日欠かさず最低でも二時間以上は練習している

そして、ついに最初の発表会でショパンのマズルカ13番を引き切るのですが、そこに至るまでの葛藤についても軽妙な中に真摯な気持ちの溢れる筆致で書かれていて、感銘を覚えました。
読んでよかったと思いました。

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